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hirayamakunのゲーム専用blog

Xrd-REVELATOR- 意志の弱い私とスレイヤーと

自分が意志が弱い。というか、発言に責任を持てないことが多々ある。今年になってから「あのゲームはもうやらん」と宣言したくせに、いざ時間潰しにゲームセンターに入って、手放したはずのゲームを遊んでみたら、ズルズルと遊んでしまう。『ギルティギア Xrd』の話です。というわけで新作の『レベレーター』を適当に遊んでいる内に、セガのカードまで作ってしまった。家庭用は持っていないため、遊ぶ頻度は前作程ではないが、ちょくちょくレポートしていくことになるだろう。

 

カードを作った理由はCSでしか馴染のなかった「段位」システムを導入してみようと思ったからだ。多くの格ゲーに搭載されているプレイヤーの格付けともいえるもので、プレイヤーの腕前が確実とはいかないまでも、ある程度可視化される。『レベレーター』はこれまでと異なる仕様で段位が決定されるらしいので、それも気になって試してみたのだ。

どうやらカードを作って最初の10戦を目安に段位を決定するらしい。勝率で段位が導き出されるのだが、勝率以外にも対戦した相手の段位も関わってくるようだ。自分は6段のプレイヤーを相手に10回対戦し、9勝1敗で段位認定を迎えた。その結果は5段からのスタートで、対戦相手のプラマイ1くらいになると考えてよいのだろうか。自分はかねてから18段~19段の相手とも対戦することが多いのだが、これらのプレイヤー相手に9勝1敗の成績を出したとしたら、18段くらいに落ち着いていたと思われる。全てのプレイヤーが等しくゼロから始まっていたCS『Xrd -SIGN-』よりは良心的だ。今後は相手を選びつつ、段位を上げていくことになるだろう。19段までなら3連勝ごとにランクアップだそうで、ここまで上げてからが争いの熾烈なレベル帯だと思われる。

 

ここからはキャラクターの話である。声優が変わってギャップを感じたスレイヤーだが、他に使えるキャラも少ないので引き続き使用している。驚くほどに変更点が少なく、味気ない部分も多いのだが、単に自分の研究が少ないのもある。

・横ダスト
今作から演出が変わり、画面端へと運ぶ内容になった。相手はスライドダウンしつつ吹き飛び、前半の時間は攻撃を当ててもそのまま飛び続けるので、連続攻撃が可能。こちらもキャンセルが利くようになるので、普段できない連携が狙える。スレイヤーの場合は立ちHS→2HS×2→近S拾いからのエリアルが入るようだが、エリアル部分を短いものにした方が良いようだ。また、仕様なのか、立ちHS×2→Pクロスワイズ→エリアルを狙うと、空中で攻撃を当てた瞬間、相手が強制的に叩き落とされてしまう。

ヘルタースケルター

黄キャンセルでも飛び道具判定が残るようになった。起き攻め時に使えばヒット時の連携はもちろん、防御された時のカバーもできる・・・のだが、相変わらず発生時に投げ無敵がないので、めり込み具合によっては投げられてしまうことがある。カウンターヒット時に大きく跳ねるのだが、確認が難しい。

主に練習で意識したのはこの辺である。2Kからの近S目押しや、バースト版デッドオンタイム(今作からゲージMAX+サイクバースト未使用時に特定のコマンドを出すことで強化された覚醒必殺技が出る)はまだ実戦で決めたことがない。ブリッツバーストは押しっぱなしにすることで、相手をよろめかせる攻撃を放てるようになったが、この辺の駆け引きもまだまだ未研究である。画面中央で当てたらクロスワイズでいいのだろうか?

新キャラが多く追加された『レベレーター』だが、ジャム、ジョニー、ディズィーといった旧作組はまだ過去の経験があるので、なんとかなる。しかしジャック・オーやレイヴンといった面々は全くわからない。この歳になって新たに学習することの難しさを知る。レイヴンは針をスタンエッジのように6Pなどで抜けられる。滑空からの攻撃でDステがあっさり狩られてしまうので6Pなどを見せていく。ダッシュからの下段(?)も同じく厄介だが、2HSを見せておくとなかなか良いかもしれない。覚醒での割り込みが強く、アンダープレッシャーがガードされたら、いったん様子見で手を引いた方が良い時もある。それにしても、ダウンさせて飛び道具を重ねる→低空からの中下段2択というキャラをまた追加するのには恐れ入った。イノやヴェノム、ベッドマンで充分じゃないか。『KOF』のバイスみたいな対空投げも辛かった。

 

感想としては、あまりに変化がないのが何よりも辛いのが『レベレーター』であるということだ。スレイヤーはシンプル故にいじる部分が少ないのか、下手に触れない印象も受ける。血を吸う宇宙がかつてのEXキャラのように追撃可能になっていたら面白かったのに・・・と無意味な妄想をする辺りは10数年前と変わっていない。我ながら恐ろしい年月だ。家弓家正氏が逝去し、新たに土師孝也氏が担当することになったスレイヤーだが、声と演技の変化が著しく、フレッシュな印象も受けた。これはこれで慣れるものなのだろう。
変化がないと嘆く前にキャラクターを変えてみてはどうか、との指摘も受けた。確かに一理ある。新規キャラクターを今から覚え直すのは正直不可能だと思っているが、旧作に少し触っていたキャラクターはまだ希望がある。『レベレーター』をどれだけ遊ぶかで、ここも変わってくるだろう。