仮住まい

hirayamakunのゲーム専用blog

ベッドマンを触り始めたっつう話

スレイヤーは相変わらず22段から20段を行き来している。ACとコンシューマとの違いはプレイヤーの絶対数の差で、近畿エリア在住の自分としては対戦の機会は乏しいと言わざるを得ない。それなりに有名なゲームセンターなので、大会がある時はかなりの人数が集うのだが、それ以外の日はまばらである。初狩り、サブアカウントといった要素を鑑みればコンシューマでさえ段位システムは機能していないようなもののため、気にする必要もないのだが。

 

気分転換に違うキャラクターを開発してみようと考え、ベッドマンを練習し始めた。若干複雑そうなキャラクターに感じるのだが、戦いのセオリー自体はそうでもなかった。スレイヤーもダッシュのないキャラクターだったが、ベッドマンも前ステップが当身技(相手の背後に移動する)、二段ジャンプと空中ダッシュがない代わりに浮遊という能力を持つなど、移動にくせのあるキャラクターばかり選ぶのは何故だろう。以下にサラッと触ってみた感想を記す。

 

タスクとデジャヴ

ベッドマンを象徴するのがタスクとデジャヴからなる必殺技である。タスクはA、A'、B、Cの4種があり、それぞれ発動するとアイコンが画面上に設置される。そしてコマンドを入れると、対応したアイコンを始点に分身が現れ、アイコンごとの必殺技を発動させる。これがデジャヴだ。本体とデジャヴで同時に攻め入るのがベッドマンの基本的な戦法となる。ブーメランのような攻撃であるタスクAでけん制した後は、デジャヴAで同じように弾を張り、それを盾にして攻めることができる。高速多段突進のタスクBをヒットさせた後、相手の起き上がりにデジャヴBを重ねるとカイのスタンエッジ・チャージアタックのような弾重ねができる。相手をたたきつけてダウンをとるタスクCでコンボを締めたあとは、デジャヴCを重ねて、ここからも中下段の二択を迫る。ヒットした瞬間、相手の目の前に移動するタスクA'は、デジャヴでも同じ効果を持つ為、時間差でワープしてはガードを揺さぶったり、あり得ないタイミングでコンボを繋げたり出来る。ベッドマンらしい幻惑的なスタイルを象徴する技だ。

 デジャヴのアイコンは相手の攻撃で消されてしまうため、闇雲に張れば良いと言うわけではない。むしろデジャヴを設置するには各種タスクを発動しないといけないので、ここに神経を使う。弾幕キャラを使ったことはないのだが、似た苦労なのだろうか。
しかし、デジャヴを重ねての中下段や、画面端で延々と重ね続けて攻め入るスタイルは気持ちがいい。後述の浮遊もあり、慣れてない相手ならセットプレイ気味に圧倒できる。はず。

 

浮遊

ベッドマンを特徴づける要素②。ジャンプ中に8入力することで停滞し、そこから8方向にレバーを倒すとその方向に移動する。ハイジャンプを経てからの浮遊は移動距離も大きい(と思う)。浮遊はFDで軌道を変えられるなど、慣れれば気持ち悪いくらいに早い移動が見せられる。流石に『マヴカプ2』のマグニートーとまではいかないが、瞬間的な機動力は高い部類だろう。よく使うのは浮遊→3 or 6方向にダッシュして降り際中段か着地下段を迫るもの。ベッドマンの崩しの基本で、飛び道具(タスクAの戻り部分やデジャヴ各種)を重ねての浮遊二択と言った具合。

仕様ゆえに画面端から飛んで逃げる時には遅れをとりがちだが、ハイジャンプ浮遊はかなりの距離を開けられるため、この辺の移動に慣れておきたい。とっさに8方向へ2階入力するクセがまずついていない・・・。

 

 段位としては初段スタートとなった。当然勝てていないのだが、青段を目指してまずは慣れていこうと思う。セットプレイさえ覚えれば赤段もすぐだと言われているが、確かにあの崩しは知らない人にとっては脅威だろう。アイコンの設置やけん制からの攻めなど、飛び道具をばら撒いて逃げるだけの戦法から一つ上に行きたいものである。今のところ浮遊やタスク/デジャヴ以外に面白いと思った要素は、「早い歩きからの投げ崩し(歩き投げという崩しが好きすぎる)」、「画面端の基礎コン(投げ→遠S→JK→JS→浮遊6JS→近S→タスクC→起き攻め)が気持ち良い」くらいか。スレイヤーより複雑に見える内容なので、単純に新鮮で面白い。家庭用が手元にあった頃にもっと触っておくんだった。

 

ベッドマンというキャラクターについてだが、饒舌かつ早口で喋るという設定に時代を感じる瞬間すらあるのだが、ゲーセンでブツブツこぼしながら遊んでいる自分というデジャヴ(言いたいだけ)を感じないこともないので、憎めないキャラになっている。めちゃくちゃ強いという設定になっていて、『Sign』のストーリーでもそれは強調されていたのだが、『Rev』のそれでは出自や本人の内面がプッシュされているそうだ。確か妹がいて、彼女のために闘っているとかなんとか、そんなもんだった気がする。もはや確認する気力も興味もそれほどないのだが、『Xrd』新キャラ勢で唯一「ギルティギアっぽい」と思えたキャラクターでもあるので、見知らぬはずのベッドマンにノスタルジーを感じたのも事実。せいぜい上手くなって、日々の気晴らしを彩らせていただく。好きな台詞はファウストの一撃を受けた時の「KAWAIIじゃないか」です。