仮住まい

hirayamakunのゲーム専用blog

ありがとうXrd! ありがとうGULTY GEAR!

頑張っていた『GUILTY GEAR Xrd -SIGN-』だが、新作『REVELATOR』の稼働が近くになるにつれ、モチベーションが下がっていく。理由は新作稼働に合わせて恐らくはバージョンアップ、キャラクターの調整が入ることを見越しているからだ。アーケード先行で稼働するため、やるならばゲームセンターに通わねばならなくなる。もはやそんな体力はない。家庭用に引きこもっても、こちらもいつかバージョンアップがやってくる。それも、本当におまけレベルの調整であろうことは、これまでの『XX』シリーズを見てきた方には容易に想像できるだろう。

別にバージョンアップが悪いと言っているわけではない。『Xrd』の場合は下敷きに『XX』があるため、余計に変化を感じ辛いところに頭を抱える。変わったところは妙に増えた新システムの追加だけ。それも何事も過剰になりがちだった『XX』シリーズ後期と同じで、余計に感じてしまうのが正直なところ。このブログを書いている日も2時間ほど遊んでしまったが、10段近辺をうろつくのが自分の実力だとわかった。キリの良い数字なので、ひとまずはここで終わりとしよう。
余談だが、昨年急逝された家弓家正さんが担当しているスレイヤー(マイキャラ)は違う声優さんが担当することになった。新しいスレイヤーを楽しむのもいいのだが、家弓さんのスレイヤーと共に我がGGライフ及び格ゲー人生はあったことにして、再びアーケードから離れようと思う。最後にこのゲームのランクマッチを遊んでいて思ったことをまとめてみた。「理不尽を押し付けるのがギルティだ!」という意見は、「格ゲーは負けて悔しさ又は虚しさと戯れるのが醍醐味」という自論とリンクする。押し付けられた理不尽にため息を吐く自分を愛せ。

  • ソル
    対戦した試合の実に15パーセントほどを占める遭遇率。優秀な小技、昇竜、ノーマルヒットで長い受け身不能時間を持つガンフレイム、リターンが膨大なファフニール、ごり押しでやる気を削ぐドラゴンインストールなど、嫌な点尽くしのキャラ。こいつを処理するゲームと言っても過言ではない。様子見多めでライオットスタンプやグランドヴァイパーをぶっぱなすのを待っていれば大抵は狩れる。少し欲を出すとあっという間に暴れで狩られる。
  • カイ
    ソルと並んで敷居が低い故に高い遭遇率を誇る。黄ロマンキャンセルの強さを実証したキャラクターの一人でもある。小技も強く、空中投げも優秀。ネット対戦ではラグによってガードしにくくなりがちなグリードセバーやダストアタックが猛威を振るう。初心者を考慮して、主人公格と新キャラを強くした調整が目立つ『Xrd』だが、良い結果になったとは言い難い。
  • シン
    新規プレイヤーのことを考えられたのか、こいつも強い。まず、必殺技を必殺技でキャンセルできる時点で反則級なのだが、独自のゲージである空腹度を回収する「育ち盛りだからな」が黄ロマンキャンセルできるのには恐れ入った。ビークドライバーもスタンディッパーもどきも優秀で、とにかく押しが強い。プレイヤー数が多いため、腕前もまばらなキャラクターなので勝率自体は低くはないが、理不尽な負け方と感じる機会も多かった。
  • エルフェルト
    荒らし性能の高さでやっててアホらしくなるキャラの一人。コンボの見た目も最高に悪い。ブライダルは直ガしても相手にそこまで不利を背負わせられない嫌な技。通常技の性能が重要であるという格ゲーの肝を教えてくれる嫌な奴。
  • レオ
    見た目の悪さはこいつもなかなか。とにかくまとわりついてボコボコ殴ってくるが、それだけならまだ可愛げがある。問題は無駄に裏表の揺さぶりがあったり、覚醒からバーストまでとる当身があったり、0Fの飛び道具があったりと、意図的としか思えない長所を持っているから手に負えない。無敵対空もあるし、それなりにじゃんけんをする手段に恵まれているのが辛い。足払いはどう見ても中段だろう。

ミリア、ベッドマン、ザトーの強い人は上に行ってしまうのだろう。10段付近ではまだポテンシャルを発揮しているようなプレイヤーには遭っていない。『Xrd』はキャラごとの個性が突出しており、『XX アクセントコア』にも近いごり押し傾向が強い。起き攻めに特化したキャラが強くなるのも必然と言ったところか。とにかくソルカイの多さに頭を痛めるゲームだった。ランクマッチをせずに、プレイヤーマッチでのびのび対戦していればまだ良かったのだろうが。とはいえ、かつての格ゲー没頭時代を思い出させてくれたことには感謝している。タダで対戦が出来るという時代の恩恵にも授かれた。剽窃だらけの『GUILTY GEAR』シリーズは、間違いなく自分の墓荒らし趣味を肥えさせたものの一つに数えられる。その感謝を、最初に触って10年以上経った今、ここに記す。